昨日11月16日は楽しみにしていた公開講座に行ってきました。
内容は「家庭でデキる!愛犬・愛猫の介護と看護」です。
今回が初めての開催とのことでした。
受付開始の12時半はガラガラでしたが
13時になってみると結構たくさんの方が集まっていました。
講師は動物看護師でACT代表の増子元美さんでした。
増子さんは動物病院などでの勤務を経て
現在はペット相談を受け付けたり訪問看護などをしていらっしゃるそうです。
私は去年まで悩まされていた我が家の高齢猫(21歳)の夜鳴きについて少しでも知識を得られれば
ということと今後のあらゆることの備えとして出席しました。
以前愛玩動物飼養管理士のスクーリングでは
高齢ペットの夜鳴きには高血圧などが原因のこともあると聞きましたが
今回の講座ではまた他の観点からの回答を得られました。
今回、増子さんは「食べない・歩けない・眠れない」の解決方法について
講義されたのですが
私が今回実践してみようと思った「眠れない」の対処方法は
データを集めてペットを知ることです。
ペットの足の付け根の脈打つあたりで毎日体温を測ったり
ペットのいる場所のすぐそばに温度湿度計を置いて
すやすや寝ているときと眠れないでいるときの
データを集めてペットの体調の変化を知ること、
ペットが眠りやすい環境を整えることです。
他にも
年をとると代謝が悪くなる
↓
冷えやすくなる(→冷えると寝つきが悪くなる)
↓
胃腸の働きが悪くなる
↓
食欲低下・吐き戻し・膀胱炎・下痢・便秘などの不調
これをマッサージやびわの葉やこんにゃくで暖めをしてあげたりすることで改善したり
腹巻やネックウォーマーなどで自身の体温が逃げるのを防ぐという方法を
お教えいただき
とても参考になりました。
そして何度も言われていたのは
「飼い主さんの手当てが一番」
ということでした。
どんなにプロが心を込めてしてあげても
飼い主がやさしく声を掛けながら愛情を持ってしてあげる
以上のことはないということでした。
そしてやはり最期まで家族で見送って欲しい。
ともおっしゃられていました。
私はペット火葬・ペット葬儀という仕事柄
ご家族に見送られるというペットちゃんばかりに接していますが
実際はそうでない場合も少なくはないようです。
年老いたペットは元気も動きも乏しくなりますが
寂しい気持ち、感受性は大きくなっているような気がします。
お仕事でお伺いした先では
「飼い主とペットの老々介護なんです」
なんておっしゃられる方もいらっしゃいます。
共に老いても最後まで一緒にいる
家族が看取る
このことについてはまだまだ解決していくべき
ことも多いような気がします。