100万回生きたねこ

遅ればせながら最近になってやっと”100万回生きたねこ”という絵本を読みました。

ペット葬儀というお仕事をさせていただいていることもあり、特に読みたかった本なのですが友人にお誕生日にいただいて念願叶って読むことができました。

勝手に想像していたような濃い難しい話ではなくて、正直拍子抜けするような一度読めば人に話せるようなお話でした。

でもこれが数日経ってじわじわとなんだかくるものがありました。

簡単な内容だからこそ、目をつむってじっくり思い返してみると本当にせつないお話だなと思いました。

100万回生きて100万回死んで100万人自分のことを思って泣いてくれる人もいたのに一度も自分以外を愛することなく一度も泣くことがなかったねこ。

それが初めて自分より大事な存在に出会い

初めて自分以外を愛し
初めて一緒にいつまでも生きていたいと思い
しかしそんなことは叶うはずもなく
いつしかかけがえのない存在を失い
初めて泣いたねこ。

そのときにねこは初めて今まで自分を愛してくれた人たちの気持ち泣いてくれた人たちの気持ちも知ったのかもしれません。

いつまでも一緒にいたいと願い暮らしていたのに必ず訪れる別れ。

大切なご家族の別れに立ち合わせていただくペット葬儀というお仕事の重みを感じながら、ペット達の旅立ちのお手伝いをしていかなくてはいけないと思いました。

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