うちは霊園でのご火葬と移動火葬車での火葬も行っております。移動火葬車では方々を移動しており悲しいことに交通事故死をした猫ちゃんを見かけることも多いです。
師走の昨日12月28日もその日でした。
ペット火葬というお仕事を始めてからは車を停め、猫ちゃんを保護することがある程度安全にできる交通状況であればできる限り車に乗せて霊園に連れ帰ることにしています。これはずっとそうしたくても出来なかった過去の気持ちをいつも思い起こさせます。今、こうしてどうにかペット火葬というお仕事ができることになって、いろいろな意味で躊躇なく手を差しのべることが出来るようになりました。
昨日の猫ちゃんは熊本市中央区壺川1丁目あたりの道路の真ん中に横たわっていました。首元は奇妙な方向に曲がっていて手遅れであることは間違いありませんでした。体に触れるとまだ温かく出血もほとんどなかったです。灰色の猫ちゃんで首輪はありませんでしたがぽっちゃりとしていてノミもいないようでした。脱走してしまったのか?お散歩中だったのか?ぽっちゃりした体型は飼い猫であるように見えました。
以前ご火葬をご依頼いただいたお客様から、猫が帰ってこなくなって動物愛護センターに迷子として問い合わせてみたら首輪の特徴が一致する猫ちゃんが事故死の猫として保管されているというので見にいってみたらうちの子だったんです・・・最後に会うことができました。というお話をしていただいたことを思い出しました。
この子は霊園に連れ帰りご火葬するよりも探しているかもしれないご家族と最後に会える可能性を考えたほうがいいのではないかと思いました。
動物愛護センターに連絡後、その子を預けました。しばらくの間は冷凍保管しておいていただけるということでした。
- 熊本市中央区壺川で12月28日午前11時頃
- 首輪はなし
- 白っぽい灰色のキジ系
- 去勢をしていない男の子
- カギしっぽ
お心当たりのある方は当方または、熊本市動物愛護センターにお問い合わせください。
きっと会えますように。