霊園の納骨堂でのご供養について・・・。当霊園では屋内納骨堂で骨壺をお預かりしております。
1年契約で年8,000円+税の管理費がかかります。ひとつの棚を占有していただきお写真やお花や供物などを置くことができます。当霊園は無宗教ですが定期的に祭壇にお花を供えたりお水やフードを供えたりしております。納骨堂をお選びのご家族もいろいろなお考えをお持ちです。
「霊園で供養をしてほしい。そのほうが粗末にならない気がする。」というお気持ちの方はもちろんですが、「今は気が動転してどうしたらいいかわからない。どうするか決まるまで預かってほしい。」「自宅に子供やペットがいるので骨壺を落として壊したりしてしまうかもしれないから。」・・・事実、落とした骨壺を持参して霊園で新しい骨壺に移し替えたご家族は多いです。もちろん震災時もです。落とすと骨壺の破片とお骨が混じってしまいより分けるのに苦労します。「自宅や仏壇にお骨を置くのは良くないといわれた。」当方は無宗教ですがどんな宗教も尊重します。宗派のお考えによってはそれが正しいのかもしれません。「家族にペット嫌いがいるので火葬をしたことを言えないし連れて帰れない。」などなど。
納骨堂は当霊園で唯一骨壺のままご供養している方法です。樹木葬・合同慰霊碑は骨壺から出して埋葬しますので後々のご返骨ができません。しかし、納骨堂にお預かりした骨壺はいつでもお返しすることもできます。そのような理由からもゆっくりとご供養を考える時間を持ちたいというご家族の選択肢かと思います。私は気をしっかり持っている、とお思いかもしれませんが大切なペットちゃんを失ってご自分では気づいていないかもしれませんが多くのご家族はとても気持ちが動揺しています。
もちろん「この子にとって一番良い方法をしてあげたい。」という気持ちはどのご家族も同じです。ただ心は冷静ではないのではないでしょうか?
「先日うちのペットが亡くなってしまってすぐに自宅の庭に埋葬したがやはり火葬してほしい」とお電話をいただき土から掘り返した子を火葬したことは事実何度もあります。
また、「火葬後に遺骨を自宅に連れ帰り庭に埋葬したがやはりここの場所ではなかったと思い掘り返して違う場所に埋葬しなおした」と聞いたこともあります。
その時はこれが最善と思っても落ち着いて時間をかけてよく考えてみると・・・ということはどんな人にも経験があることかと思います。特に初めてペットちゃんを亡くしたという方はペットちゃんを火葬して見送るという経験もないので火葬後のことまでは考えてなかったというのはよくあることです。なんだか答えにはならない文になってしまいましたが答えはご家族それぞれ違うので正解もなにもありません。ご家族が一生懸命お考えになったご供養方法が一番なのではないかと思っております。