小鳥ちゃんなど小さいペットちゃんの火葬について

たまに火葬のお問い合わせで「セキセイインコなんですけどお骨は残りますか」というようなお問い合わせをいただきます。答えは「もちろん残ります」です。

お骨はあれば残ります。軟骨は残りませんが・・・。

珍しい例で申し上げますと、ヘビ・亀・魚などは火葬後にお骨が残りました。

昆虫類はお骨は残らなかった経験があります。(それでも火葬してほしいというご依頼でした)

ただセキセイインコちゃんなどごくごく小さいペットちゃんは

普通に火葬すると軽くて小さいお骨が飛んでいってしまいますので

特別に工夫をして慎重に火葬しております。

そうするとくちばしやお米粒よりも小さくてお箸で拾えないようなかわいいお骨までちゃんと残ります。

これは人間と同じでその子の年齢やお骨の状態にもより

残り方に違いはありますがお骨が残らないということはないです。

高齢の人間のように骨粗しょう症のような感じの子や

闘病でお骨がもろくなっていてくずれやすい状態の子ももちろん中にはいます。

そこは人間と同じじゃないかなと思っています。

今日は老犬ちゃんのご火葬でしたが腰のあたりに床ずれができているほどで

最後のほうは歩くことも立つこともできなかったそうですが

やはりそういう子は腰から下のお骨がもろいことが多いです。

お箸で触っただけでくずれるくらいの状態だったりします。

また、歯に歯石がついていたり歯槽膿漏のような口腔内の状態が悪い子は

頭の骨がもろかったりすることが多いようです。

歯石も火葬後には残りますのでお歳で歯の手術ができなかった子などは

たくさんの歯石がお骨とともに残っていたりします。

お骨を見させていただき、ご家族のお話をきかせていただくと

その子の生前にほんの少し触れることができたような気がします。

どのようにして最期を迎えたのか、それまでのご家族の葛藤など

いろいろなことが火葬やお骨上げの時には浮かんでは消えしているような

そんな時間が流れているように思います。

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